今年のJLPGA日本女子ツアーもいよいよ大詰めを迎える中、
PCM編集部に、今年ツアー初優勝を果たし人気・実力とも確立した 青木瀬令奈プロ。
二人三脚でツアーを転戦しキャディ&コーチとして現在の青木選手の活躍を支えているのが、大西翔太コーチ。
ツアー会場から練習の合間を縫って、
発売真近に迫っている『XXIO X(ゼクシオテン)』を投入後の『実戦使用レポート』を送って下さいました。
※掲載写真は、全て大西コーチからPCM編集部に頂いた写真です。
『PCM編集部の皆様、いつもツアー現場でPCMのギア情報やサイトを拝見しています。
以前、週刊パーゴルフで掲載された計測データ企画や最近の
ALBA.Netのマニアックチームのギアコラムも楽しく拝見しています。
ツアー会場では、ビーヒットツアーサービスのバスなどにPCM本誌があるのでシャフトデータなど参考にしています。
青木瀬令奈プロとのツアー転戦も残りわずかですが、今年は皆様のお陰で初優勝を果たす事が出来ました。
ラストスパートをかけるべく、ダンロップの新製品『ゼクシオテン』を投入して非常に調子が上がってきました。
今回、コーチをする僕の目にもハッキリと進化が見えているゼクシオテンの実戦使用の感想などを写真を添えて紹介します』
(大西翔太コーチ)
【1W】
『XXIO X』ロフト8.5度のドライバーは、
連戦の疲れもありヘッドスピードこそ速くはない中、
スマッシュファクター(ミート率)は常時1.50を超えています!
青木はメディア発表会で初速の速さを感じたと話していると思いますが、
実際のデータにも、実戦での飛距離にも表れています。
トラックマンデータで言うと、
打出し角14.5度、キャリー215ヤード、スピン量は
多少の幅はありますが、トータル235ヤード前後で非常に安定しています。
UST Mamiya【ATTAS】シャフトとの相性の良さも付け加えておきます。シャフトの相性でスイングテンポや再現性に大きな影響があるのでツアーサービスの皆様には本当に感謝しています。
ヘッドの初速性能の高さとシャフトの相性の良さもあり、
アタックアングル(入射角)も3度アッパーで安定しています。
これも飛距離アップの一因だと思います。
【3FW】
3ウッドのみ、SRIXON F45ツアーを使用しています。
理由は、この時期の芝の状態と使用状況を考えてスピン量を減らしてランを狙うためです。
ゼクシオテンを試しましたが、凄く簡単に高く打ててキャリーが出ました。
一般ゴルファーの皆さんには、間違いなくゼクシオテンの3ウッドをお勧めします!
【5FW】
5ウッド以降のフェアウェイウッドは、青木と私にとってはグリーンを狙うクラブです。調子が良い時や状況次第ではピンを狙うクラブと言っても良いくらいです。
しかし、ツアーのグリーンは決して止まり易い試合ばかりではありません。
『XXIO X』フェアウェイウッドを投入してからは、打出しもスピン量も多くなりキャリーは若干伸びた位で驚きました。
今まで以上に積極的にグリーンを狙えるのは本当に有り難いです。
【7FW】
7ウッドも、こうしてソール跡を見ると安定してボールを捉えていますしショートアイアンレベルで打てるクラブに近づいています。
ショートホールやセカンドショットでぴったりのレンジ(残り距離)なら、バーディーチャンスと言えるほど武器になっています。
我々プロも、厳しい状況ほどクラブの性能の高さや相性に助けられてプレーしています。毎回ミスなく完璧にショットすることは出来ませんから。
【9FW】
9ウッドも非常に武器になっていて、ライやピンの位置がよほど厳しい時以外は狙うクラブになりました。
前作ゼクシオ9も凄く良かったですが、他のダンロップ契約プロ達も『ゼクシオテン』にスウィッチするのが早かったですね。ツアー担当の方やシャフトメーカーの方、ツアーサービスの皆さんの対応も凄く迅速だったお陰です。
とにかく契約プロ達の間で『ゼクシオテン』が武器になっているのは間違いないです。
一般ゴルファーの皆さんと同じように、飛距離アップが出来て高く強い弾道でグリーンを狙っていける事は我々もゴルフが楽しくなります。
とにかく『XXIO X』で早く次の優勝を目指したいです。
皆さんも是非、試打をしてみて下さい。きっと進化を実感してもらえると思いますよ。
『筒さん、忙しいと思いますが、またツアー会場に来て下さいね』
と大西コーチ。
厳しい戦いが続く、日本女子ツアーの中で伸び伸びと明るく前向きに努力を重ねる青木瀬令奈プロと大西翔太コーチ。
親友の成田美寿々プロも同様、活躍のそばにギアの存在は欠かせない。