冬の練習場でウェッジ試打
PCM筒 先週末の三連休は河川の練習場でウェッジをいろいろ試打してきました。今年の冬は寒い日が続きますが、練習場は満員御礼。皆さん元気ですね!
PCM村田 そうだね。世間じゃ「ゴルファーが減った」と言われているけど、若い人も多いしゴルファーは元気な人が多いね。
P筒 ここは人工マット以外にも、土の上からも打てたりシビアな場所から打つ練習もできる「現場感」もある練習場。気温もゴルフ場と同じだから、身体がなかなか動かないですね。
P村田 人工マットからだって、ダフるときはダフるし。やっぱり冬ゴルフはシビアに結果が出るからウェッジは本当に難しいね。筒さんは?
P筒 それは感じます。冬こそウェッジは打ちやすいことが重要だと思います。
ダフリ傾向とトップ傾向でソールの好みは異なる
P村田 俺は近くになる程「トップが怖くなって」手前から打ち過ぎるダフリがほとんど。フルショットなら気にならないけど、「グリーンがすぐそこ」なときほどザックリが出る。
自分の癖がわかっているから「ダフリに強いウェッジ」が近いアプローチで欲しいクラブ。
アクシスゴルフ「Z1ウェッジ」はFPがあって易しかった。
P筒 僕は「抜けの良さ」を感じました!ローバウンスだけど、ソール後方が邪魔にならないのでインパクト以降の抵抗が少なかったです。
Edel GOLF「ハイバウンスウェッジ」とソール後方の抜け方が似てました。
P村田 同じソール形状でも、
打った人間によって感じ方やソールに対する機能が異なるから面白いね。
P筒 前にmuziik GOLFの吉本社長も言ってましたが、上級者がローバウンス、初心者がハイバウンスとは限らないと言ってましたが本当にそう思いますね。
muziik GOLF「フィフティーズ」ウェッジを打ったときは、ローバウンスだからバンカーが少し心配でしたが実際に打ってみると全く問題なかったです。自分の「ソールの使い方」「感じ方」って喰わず嫌いしていると中々見えてこない気がします。
P村田 特に最近ウェッジのソールは多面化しているから「どこからどこまでがソールか」の定義を改めてしないといけないよね
P筒 そもそも「バウンス◯度」って言いますけど、
クラブによって測り場所が変わるから実際に構えたり打ってみないと分からないです。
P村田 「ゴルフ用品総合カタログ」では「前方バウンス」「後方バウンス」と言葉を分けたけど、
冬場は練習場でもシビアに違いを感じるね。
P筒 今日は色々な人に打っていただきましたが、
「自分は下手だから」で済ますのはもったいない気がします。だって自分に合うウェッジでは皆さん上手く打ってましたから。
スピンを生むコンセプトも多様化
P筒 ウェッジの好みって本当に十人十色。クラブに助けて欲しいシチュエーションも人それぞれです。
P村田 どんな時でもバランス良くやさしく使いたい人が「ハリーテーラー」結構使ってるね、筒さんの生徒さんは特に。
P筒 良くスピン性能のテクノロジーの話も出ますが「スピンがかかる自信」も性能かと。ミステリー「211MF」の超平面仕上げや
キャロウェイ「MD4」のマイクロテクスチャーは見た目にも性能を感じることができるし、
事実スピン性能がすごかったです!本当にびっくりしました!
P村田 どのクラブも「誰にでも合う」とは言ってないから、いかに自分に合うかを見つけるかだね。
P筒 FPにも同じことが言えると思います。「出っ歯」「グース」の2択だけじゃないですから。
P村田 フォーブス「KZG UT」は超FP値が大きいウェッジとして捉えると面白いクラブだよね。早くコースで使いたいね。
P筒 ダフリ傾向の強いタイプには最高でしょうね、これは!
P筒 『PCM Labo』クラフトルームと「GEARS」解析でソールの相性もかなり見えてきましたね。
P村田 そうだね。スイング時の感覚と「実際にヘッドがどう動いているか」ギャップがあることも多いから。
ちょっとした「プチ改造」で劇的にクラブが良くなることもあるし。
P村田 これから『PCM Labo』の試打クラブがさらに充実するから、計測しながら試していこう。
P筒 そうですね!あとシャフトも!
P村田 筒さん、また「答え言わない」パターン?よしもっちゃんに怒られるよ。
P筒 それはせっかく『PCMLabo』があるので一人一人しっかり見ます。でも自分のお気に入りに到達するまでのプロセスが楽しいと思います。