月刊ゴルフダイジェスト10月号が発売中
さらば「ひじ引け」特集
に『PCM』アカデミーが注目
筒 今日は、インドゴルフレンジKz(ケーズ)亀戸店http://kz-golf.tokyo
レッスン陣の「PCM」アカデミーと「ヨコヤマゴルフスクール」で
一般ゴルファーの多くが悩んでいる「ヒジの引け」についてディスカッションを行いたいと思います。
横山プロ 筒さんが持ってきた「月刊ゴルフダイジェスト」の特集はインパクトがあって良いですね。
菅野 私もギア&レッスンコーチとして「PCM」アカデミーに参画するようになり多くのゴルファーの方と接していますが、確かに「ヒジの引け」は大テーマ。でも、今までちゃんと治してもらった事がない人が多いですね。
筒 最近は「PCM」ラボでも女性のゴルファーの皆さんからクラブだけじゃなくてスイングの相談も多く受けるようになりました。
【隠れヒジ引け】って何!?
横山プロ そもそも「ヒジ引けとは何ぞや」を説明してないんじゃないかな?
筒 我々で定義しましょうよ!菅野さんにお手本やってもらいます!Tシャツにビニールテープ貼りますね。
菅野 はい。。。。
筒 まずヒジはアドレス時には「胸より前」にありますよね?
小林プロ はい、当然ですが。
岩瀬プロ ここからが本題ですね!
筒 菅野コーチ、では「ヒジ引け」をやって下さい。
「ヒジの引け」と「脇があく」は別物
菅野 そもそも「ヒジの引け」の話ですよね?実際は、スライスが止まらない人の悩みってちょっと違うと思いますよ。
横山プロ 初心者の方にはゴルフ雑誌レベルの「THEヒジ引け?」って人もいますけど、
ほとんどの人が【隠れヒジ引け】じゃないかな?
小林プロ 我々プロの場合は「脇をしめる」って言えば皆同じ形になりますけど、一般ゴルファーの方は「異なる解釈」が出やすいデリケートな言葉ですね。
菅野 パカッ!て「脇があく」のは、ある程度は自分で自覚で着ると思いますよ、実際のところ。
筒 まあ、ヒジが引けた「結果の一つ」と考えるべきでしょうね。それよりも、引かざるを得ないベクトルを説明して欲しいです。
菅野 筒さん、こういうことですよね!?
力づくで直すとケガをする!?
小林プロ 僕や岩瀬プロの場合は、自分が元々あまりヒジが引けるとか苦労したことがないと思います。筒さんは昔はすごいスライサーだったんですよね!?
岩瀬プロ そうなんですか!?ドローヒッターじゃなんですか?
筒 元々は超スライサーで、しかもヒジだけじゃなく腰も手首も引くから練習する回数と整体に行く回数が同じになるほどでした。。。。って、25年以上前の話じゃないですか泣
横山プロ 私の場合は、この前「横山健司のちょいとゴルフをしませんか」ラジオhttps://www.yokoyama-golf.com/radio/8164
でも言ったけどアマチュアゴルファーの皆さんが「できないこと」の研究というか分析というか徹底的にやったね。
例えば「脇を締めて」って言葉も、万能のように聞こえるけど力の入れ方を間違えるとケガすることだってあるから注意が必要。
筒 それ、昔の僕の話。。。。
ヒジが離れるような「逆」の使い方とは?
菅野 ビニールテープ貼ってるからわかるかもしれませんが、ダウンスイング〜インパクトにかけてヒジがカラダに接近しますよね?
「ヒジが引ける人」は、その動きを背中側(後ろ)にずっと引く感覚で腕を使っていることが原因だと思いますよ。
筒 いわゆる「アウトサイドイン」の自分のカラダの遠くから「引く」動きを腕だけで行っていますね。
そんな人に「脇を締めて」だけ強く意識したら。。。。
横山プロ ケガしますよ。または【隠れヒジ引け】の人は肋骨を疲労骨折する!
岩瀬プロ そんな感覚なんですか?ボールとの距離が近すぎたら特に危ないですね。
小林プロ 下半身リードで打てば、自然と行われることだから腕をそんな風に使う必要はないのに。。。。
横山プロ それがレッスンの難しさです。良い言葉だって、受け取り手が「どう取るか?」を考えて話さないと。
岩瀬プロ そうですよね。
筒 僕の場合は、逆に「ヒジが離れるように」なるための練習をしました。もちろん、アドレスの距離感とか「基本的なこと」を踏まえた上での話ですが。
「引く」日本式と「出す」欧米式
筒 これはよくP編こと村田編集長がボート部の選手時代の話をしてくれますし、僕の師匠の後藤先生も昔からしていますが「押す」欧米と異なる「引く」日本の生活習慣の違いじゃないかと。
菅野 またマニアックな方向になりましたね。ALBA.Netギアコラムみたいになってきました。。。
こんな風に「打った後に出すつもり」でスイングすれば良いって話でしょ!?
たった2秒足らずのスイング中
に開けたり閉めたりできない
筒 どっちみち、フィニッシュでは脇は開きます。というか、締め続けてスイングしたら飛ばないですよ。
だったら「ヒジごと出す」くらいのつもりでスイングしないと「引ける」ことは治りません。
元々無意識で引いているんですから、「開きすぎる」何てことはないですよ。
ボールの向こう側に行くほど開くなんて、打つ意識があればまずあり得ないです。
岩瀬プロ 大胆な治し方ですね。
横山プロ ショットするばかりで直さなくても良いし。
例えば「ヨコヤマゴルフスクール」では女性の生徒さんにボールを投げてもらったりゴルフと違うことをやってもらって「ゴルフも同じですよ、感覚は」みたいに教えるときもある。
方法論の善悪も重要だけど、いろいろな方法をまず持っておいて
「その人に合わせて選んで観察すること」が一番重要じゃないかな?
筒・小林・岩瀬・菅野 もちろん!
「体感」してもらうための道具も
筒 レッスンで「治せ」じゃなく、やっぱり「体感してもらうこと」って重要です。
菅野 練習グッズや道具をうまく使って「できる」ようになればOKですよ。
そのために世の中に様々な練習器があるんですから。
横山プロ 「道具の力」と「レッスンの力」両方うまく使って欲しいね。そのために我々はいるんだから!
筒 「ヒジ引け」しない感覚は、「ツインティー」を着て打ってみるのがすごくわかりやすいと思いますよ!
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