
ダンロップさんのサポートには本当に感謝しています!(大西コーチ)
今年は年間39試合を戦うJLPGAツアー。シード&人気選手・青木 瀬令奈(あおき・せれな)選手のコーチ&キャディを務める大西 翔太(おおにし・しょうた)コーチは、タフな戦いを1年間続けるために今年からダンロップツアー担当者とギアの試行錯誤を行なっている。

SRIXON『Z785』アイアン
はシャフトを短くしても飛距離が落ちない
大西翔太コーチによると、今年に入って日本シャフト『ゼロス7(S)』シャフトを装着。昨年まで仕様していたカーボンシャフトより0.5インチ短くしたスペックで投入している。
気になる飛距離と弾道だが、「飛距離は落ちていません。弾道はむしろ高くなっています」(大西)という。

ヘッド性能を知り尽くしたダンロップスタッフと一丸〜スイングを注視ながらギア投入を行う「チーム青木」
珍しい「ハーフキャビティ×超軽量スチール短尺」アイアン。だが、結果は「上がり3ホールで疲れによる長さに対する振り切れなさを解消しました。バランスなどのスペックも含めてダンロップツアー担当の松栄さんと引地さんのおかげです」と大西コーチは謙遜する。

クラブでミスを軽減する
試合を戦う青木選手、スイングを見守る大西コーチ、クラブのサポートを行うダンロップ、どこが欠けても『チーム青木』は成り立たない。コーチングやサポートといっても、常にギアに対する追求を怠らない姿勢が現在の青木選手を支えているのは間違いないだろう。
ダンロップ製品を熟しした大西コーチと、クラブスペックの追求を行なっているダンロップのツアーサポートが「一つ」になった結果が、今回のスイッチを成功させた要因ではないだろうか。

プレーの傾向でスペックを替える
大西コーチは、「試合で1年間戦うために気温や体調によってスペックを変更することも考えています」という。
スイングの安定したプロでさえ、「まずはクラブが大事」と考えているようだ。
大西コーチは、コースのコンディションはもちろん「クラブ」「スイング」「体調」を総合的に見ながらコーチングを行なっている「選手を削らない」タイプのコーチングスタイル。

『PCM』バックナンバーNO.16スチールシャフト特集
