
米カスタムシャフトが話題
キャロウェイゴルフ・オデッセイ『ストロークラボ』パター人気で注目されている「パターシャフト」だが、カスタムパーツの世界では『スタビリティーシャフトEI GJ-1.0』が注目されている。
今までもパター専用シャフトは存在しているが、人気ブランド『オデッセイ』人気の影響で、パターシャフトに脚光が。
『スタビリティーシャフト』は、各社の人気パターに対応すべく接合部の内径が「9mm」「9.4mm」「9.9mm」3つから選ぶことができる。
販売代理店:日幸物産(株)HP
https://www.nikkobussan.co.jp


【比較パター】
同じヘッド・同じ長さ・同じグリップで検証
今回『スタビリティーシャフト』を同じパターで比較試打を行い「GEARS」による計測を敢行。
果たして、振り心地は「GERAS」にどのように計測されるのだろうか。
使用パター:ウィルソン

使用グリップ:スーパーストローク

スタビリティーシャフト
【装着方法】
①シャフト先端部8.25のチップ径を計り、接着部に合ったスタビリティーシャフトをチョイス。
②ヘッドから出ているシャフト先端を8.25インチを残してカット。
③スタビリティーシャフトを接着するだけ。

【クラブスペック比較】
クラブ総重量&クラブMOIが大きくなる
2本のパタースペックを比較すると、同じ長さ・同じグリップを装着してもクラブ総重量は違いが見られた。
それに伴い、クラブMOIも違いが。『スタビリティーシャフト』装着パターは、クラブMOIが大きくなった。




【パターシャフト比較】
従来のパターシャフトより高い剛性
シャフト単体の「法制分布」も計測。計測ピッチを300mmとし、2mm押し曲げた時の負荷量を計測した。計測ポイントは、チップから250mm〜500mmまで。通常34パターグリップを装着した際にグリップ下に来る場所を「PCM」シャフト剛性計測した。
『スタビリティーシャフト』は、非常に高い剛性値を記録。
一般的なパターシャフトに比べ、チップからバット部にかけての分布グラフこそ近いものの全体に剛性値が高いことがわかった。

「PCM」ラボ『GEARS』テスト
では、振り心地と「GEARS」による計測はどうか。
同じ距離をイメージし、筒コーチが試打を行なった。
非常に高いシャフト剛性の『スタビリティーシャフト』だが、振り心地は「意外とゆったりストロークできます。シャフトが硬いというより、パター全体の重さを感じるのでバックスイングから切り返しにかけて『間』を作りやすい気がします」(筒)
「GEARS」にはどのように映るのだろうか。

【GERAS比較】①
トップの「間」に変化が
「GERAS」を見ると、二つの山の間がトップ。「谷」を見ると、『スタビリティーシャフト』のトップ(黄色)では、確かに緩やかな『間』が確認できた。
筒コーチの言う「ゆったりストロークできる」振り心地は、「GEARS」でも記録された。


【GERAS比較】②
インパクトの再現性に違いが
「インパクトで若干、ヘッドがスクエアに戻しやすい気がします」と筒コーチ。
「GEARS」でも、転がっているボールはほとんど同じに見えたがアドレス時のロフトも含めた「再現性」に違いが見られた。

「PCM」NO.34にて
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