
アドレス&グリップとバックスイングの関連性
スイングZEROに関して、アドレスやグリップを色々と説明してきました。
今回は、そんなアドレスとバックスイングの関連性などもお話したいと思います。
まず飛球線後方からアドレスを見た場合、前傾角は25~30°、両腕をダラリと垂らした位置。。。。
このくらいが平均値でしょうか?これを基本(ZERO)ポジションとしておきましょうか。
そしてスイングプレーン(ホーガンプレーン)は、ボールと肩(または首の付け根)を結んだ線上(ガラス板)と言われています。最近は色々なプレーンがありますが(笑)
元々は「モダンゴルフ」の著者である、ベン・ホーガン氏の提唱したものを「基本(ZERO)」としましょうか。

では前傾角がこれより深いアドレス、これは悪いアドレスでしょうか?
もちろんあまりにも前傾が深ければ、それは直した方が良いでしょう。
腰が痛くなっちゃいますもんね?

もちろん浅いのも同様です。

私の場合、ハラが邪魔ですし…(苦笑)

ただ、だからといって必ずしもZEROポジションに拘る必要はありません。
スイングの基本(ZERO)を知った上で、自分がどんなアドレスで、どれだけズレがあるかを認識し、それに合ったスイングを作れば、問題はありません。
たとえば前傾が深い場合、この体勢からフラットなテークバックをする。。。。って、苦しくないですか?

また前傾が深ければ、腕とクラブで作る角度も鋭角になりますので、やや手首を積極的に使うスイングが自然でしょうね。
前傾角が深いアドレスのプレイヤーは、ややアップライトなバックスイングで高いトップオブスイングを作れば、それは理にかなったスイング「その人にとっての基本(ZERO)」と言えるでしょう。

日本では、レジェンドJGTO会長 青木 功プロが典型的。
若い頃はフックで不安定だったそうですが『深い前傾姿勢に合った』アップライト(縦)なバックスイングを特訓してフェードボールをマスター。「世界の青木」になったのは我々ティーチングプロの中では有名な話です。

逆に前傾角が浅いアドレスであれば、少しフラットなスイングが自然でしょうし、腕とクラブの角度も浅くなりやすいので、腕とクラブが一体となった手首をあまり使わないスイングになるのが自然です。

こうして【前傾具合】と【バックスイング】の関連性(スイングのZERO)を理解すれば、どんなスイングが自然で自分に合っているか?
見えてくるはずです。
動きや形を直す前に
逆にトップオブスイングが低くて、スイングプレーンがフラットで悩んでいる方は、アドレスにズレは無いですか?
立ち気味のアドレスで、ハンドアップな構えなのに、無理に高いトップオブスイングを作ろうとしても、それは無理があるので上手くいかないでしょう。
その辺りもよく見極めて、単純にスイングプレーンだけ教科書通りにしようとするのではなく、アドレス等のZEROポジションを再度チェックすれば、今までどうしても直せなかったスイングの欠点も、簡単に直せるかもしれませんよ?

インドアゴルフレンジKz亀戸店
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(続く)

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