配信元:PCM編集長
ご覧頂き、感謝申し上げます。
前回プロフィール31で、vol.1をスタートさせました。
アイアンを作るためには、まずは部位の用語や定義を理解することが重要です。
41ページに整理してますので、じっくりご覧ください。
おそらく、この用語が分かるだけでアイアンヘッドに対する見方が変わると思います。
スペックの決め方:ライ角
基本的にウッドヘッドも同じですが、基準線を定めないとヘッド設計が始まらないです。
まず、一番最初に描く線は、GL(グランドライン)の次にライ角線です。
スペックの決め方:ロフト角
ロフト角とはシャフト軸線を基準とする角度です。
最近の飛び系アイアンに代表されるように同じ番手でもロフト角を立てる方向にありますね。
スペックの決め方:ヘッド重量
軟鉄鍛造の5番アイアンは258g前後で、番手ごとに7g変わるのが一般的です。
しかしながら、ステンレス製の中空アイアンは240gを切る軽量ヘッドもあります。
また、7gピッチを8gピッチにすることで、長いアイアンのヘッド重量を軽くすることができます。
スペックの決め方:FPとオフセット
フェースプログレッション(FP)は、シャフト軸線を基準線としてリーディングエッジまでの深さのことです。
一方、オフセットとは、ホーゼルの飛球方向の前端を基準線としてリーディングエッジまでの深さのことです。
このように、出っ張り具合を示す用語が2つありますが、それぞれ基準線が異なります。
オフセットは、ホーゼルの太さに影響を受けるので一律の判断材料にはならないですね。
スペックの決め方:重心位置
ドライバー同様にアイアンヘッドの重心位置設計はとても重要です。
ただ、重心位置を計測する基準線はライ角線とグランドラインです。なので、ライ角に影響を受けやすいです。
形状の決め方:フェース側
フェースから見た形状の決め方ですが、実はいくつかのパターンが決まっています。
その辺りの細かいことは本誌をご覧ください。
次の企画は、
シャフトのチップ径とバット径の秘密
測ってみたら・・・、アレ?
シャフトのチップは先細りするのテーパーとストレートのパラレルの2種類があります。
また、チップ径はウッドとアイアンでは異なり、最低3サイズあります。
それと、意外なのがバット径もバラバラなのです。
当時発売されていたシャフトの外径を計測したデータを記載したので違いをご覧ください。
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続く