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日本ゴルフ用品協会ではゴルフクラブのスペック表記に関して一定のガイドラインを設ける必要があると動き始めました。
簡単な話がメーカーが表記するスペックの計測法を統一しようと言う動きです。
一般ゴルファーにしてみれば、今更何を言っているの? メーカーによって計測法が異なるの?
おっしゃる通りです。でも、ゴルフクラブに表記されているスペックはメーカーによってバラバラなんです。
それと、計測器がメーカーによってもバラバラです。
こんなこと、他業界では考えられないことですね。
以前アメリカでロフト角の表記に関して裁判がありました。角度の後に°(度)を表記するとロフト角と見なされますが、角度が異なると訴えられたのです。
要は、9°と表記されていたらロフト角が9度のはずが、9度よりも寝ている(大きい)角度であると。これで、某メーカーが訴訟で負けました。
このように、スペック表記にはメーカーの責任が発生します。
と言うことで、パート1は「ライ角」です。
ライ角とは、GL(水平なライン)に対してシャフト軸線の傾き角度のことです。
ライ角の計測法はソールがGLに設置した点がフェース側から見て左右均等であること。
これ、業界人でも知らない人が多いです。中には、スコアラインを並行にすること、と勘違いしている人がいます。
また、ライ角を決めることは、ヘッドに対するグリップ位置の調整とフェース面の向きを調整する役割があります。
ライ角は計測してみると非常に面倒なのです。
スペックの件は公表したくなかったのですが、業界が健全になるためには統一することが重要なのです。
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続く