ご覧頂き、感謝申し上げます。
スイングバランスに変わる振り心地の統一手段として注目されている「クラブMOIマッチング」の連載スタート号です。
クラブMOIとはクラブの慣性モーメントのことで、バットエンドを基準としてクラブの回転運動の変化のしにくさ(慣性)を表します。
簡単に説明するとグリップ、シャフト、ヘッドのパーツをグリップエンド基準で長さの2乗✖︎重量で計算した数字の合計のことで単位はg・cm2です。
ちなみに、バランスポイント(スイングウェイト)はクラブのバランスポイントから14インチ(バットから)を差し引いた長さにクラブ重量を掛けた数字のことです。
なので、スイングウェイトとクラブMOIは支点も計算式も異なるので一概に比較は出来ません。
「クラブMOIマッチング」の任意団体JCMO会長のファルコンまつばら氏と彼の師匠である黒川晋氏、クラブMOIスケールの輸入販売元のジオテックゴルフの田辺修氏などにご協力頂き総合的な検証を行うために連載を企画しました。
クラブMOIは1980年代にクラブ設計家トム・ウィション氏が提唱したことが始まりです。当時はクラブMOIスケールがなかったので、大掛かりな装置で計測されていました。2000年代に入り、国内では近代ゴルフ(現在のゴルフプラザアクティブなどを運営する加賀スポーツの前身)がいち早く大掛かりな装置でクラブMOIを活用したレッスンをされていました。
今一つ、現在でも一般化していないのは理由があります。
その辺りは以後説明いたします。
PCMラボは、ゴルフギア専門誌PCMの研究所的な施設ですが、レベルアップを図るクラフトマンやクラブフィッターのセミナー会場でもあります。
また、ゴルフクラブ選びで悩んでいる一般ゴルファーの最後の駆け込み寺的な存在でもありますのでお気軽にご相談ください。
info@pcm-lab.com
http://club-pcm.jp
※サイトが変わりました。
続く