ご覧頂き、感謝申し上げます。
仕事柄、クラブメーカーおよびパーツメーカーの発表会や試打会にお邪魔する機会が多く様々なクラブを試打させて頂きます。
私もゴルファーの端くれとして自分に合ったクラブ探しを追求していますが、毎年400種類以上ものシャフトの中から自分に合うシャフトを選ぶのは至難の業です。
そこで、何か基準になる計測データがあって、400種類の中から5本程度まで絞り込む方法はないのか?と模索していました。
試行錯誤した後に以下の統一計測方法を見出し、統一計測データとヒューマンテストを敢行しました。
そこで、一般的な計測法の課題を知ることで間違いない知識を身に着けることが出来ます。
硬度(振動数)
振動数が同じでも、中折れ(例えばダブルキックポイント)するシャフトとしないシャフトでは振り心地は変わります。計測の結果、ヘッド重量3gで約2ポイント、クラブ長さ0.5インチで2〜3ポイント変わります。
バランス度(スイングウェイト)
スイングウェイトはC8とかD0とか英数字で表記されます。D0とは15,393.92g・cmのことで、126.01g・cmが1ポイントとなります。このように、スイングウェイトは重さと長さを掛けた数字を分かりやすく英数字にしたものです。なので、同じD0であったとしても重さもしくは長さが異なると振り心地は変わります。
ねじれ度(トルク)
一般的にトルクとは、チップとバットの両端を固定して計測するのでシャフト全体のねじれ度のことです。そこで、今回は中間部の4点のトルクを計測してみました。当然ですがトルクは中間部より先端側で多く発生していることが分かりました。また、先端から中間部までのトルクが全体のトルクに占める比率が61〜91%までと幅が広いことも分かりました。
曲げ強度
前回まではトライファスの赤塚氏に計測を依頼していたのですが、今回は計測器を借りて自社で計測をしました。バット側の計測ポイントを赤塚氏とは異なるチップから850ミリの場所にしました。今回、94本のシャフト計測をしましたが平均値は、250ミリ8.1kgf、550ミリ13.8kgf、850ミリ22kgfなので、これが硬さの基準値となります。
ヒューマンテストは、ジオテックゴルフの可変式ヘッドで統一スペックにしてテスター4名にお願いしました。
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