「スポーツ心理学」はスポーツでは最先端の分野である。「マインドコントロール」「イメージトレーニング」「インナーゴルフ」など・・・・・・。こうした言葉が最近目につく。
福井康雄は日本人第1号のプロゴルファー福井覚治の長男として生まれ、14歳の時にゴルフの道に入った。
言い方は悪いが、“古い世代”の人間である。
ところが福井の話す「ゴルフ理論」は、最先端のスポーツ心理学、とりわけインナーゴルフとよく似ているのだ。
福井の理論は、14歳の時から同じである。「正しいスウィングとは、人間の構造上、意識せずに当然できる動き」と定義づけている。
ゴルフを特殊なものとは考えてはいけない。
(1989年チョイスVol.46)