「三浦技研CB-1008が欲しいがロフト設定をこのようにしたい」
6番(28度)
7番(31度)
8番(35度)
9番(39度)
PW(44度)
番手によって3度もロフトを立てることになりますね…。それはちょっと難しいなぁ~。番手をずらしてセッティングしてもダメですか?
「番手をずらす??」
そんな会話の中から完成してきた三浦技研CB-1008
何の変哲もなく6番からPWまで並んでいるように見えるが…。
実は5番アイアンのヘッドにソール刻印6を刻印して6番アイアンに7を刻印して…と言う具合にヘッドの番手ずらしを敢行している三浦独自の”妙技”ともいえるカスタム技術だ。
この超難易度カスタムが製造できるメーカーは大変少ない…。その昔、ミズノの養老に要望したことがあったがあっさりと断られた経緯がある。グラインドオーダー会特別に数量限定で製造していたMP-52は記憶があるが個々の1セットの為だけに製造してくれるのは三浦だけだ…。
それがどの手間が掛かるのか?説明します。
番手にはそれぞれ設定したヘッド重量がある。5番には257gだったり6番には264gだったりする重量だ。単に刻印の番手をずらすだけならば簡単だがこちらの要望しているのは5番アイアンのソール刻印を6にしてなおかつ6番のヘッド重量に揃えながらもこちら指定のロフト角にしてライ角を純正にしてバウンス角も純正にすると言うこと…。
さらにさらにFP値も6番の純正値に修正すること…。
それでは完成してきたヘッドを見てみよう。
5番アイアンのヘッドを7g太らせて264gにしてくれている。
8番も同じように7番アイアンのヘッドを7g太らせている…(笑)
研磨技術で見えないところに1g単位でヘッド重量を加えるこの技術こそが三浦技研の真骨頂であり他社が追随出来ない妙技なところだ。
ソールを見てみる。
どちらがどうなのか?ほぼ見分けが出来ないが元9番は左側だ。
ヘッドをぐるっと見ても違和感のある場所は全く見当たらない…。
【三浦技研 CB-1008 #6~#PW】モーダス105R
同じ番手を見比べると少し小さくシャープになる。
~純正~
↓
~カスタム品~
これを狙って”番手ずらし”することもある意味面白いかもしれない。なお、今日ここに紹介した一連の製作技術は刻印の変更、ヘッド重量調整、ライ角調整、ロフト角調整、それに伴うFP値の調整、バンス角の調整など他社ならば余裕で1本¥5,000以上掛かる技術のオンパレードだ。
今は無料だが将来有料になっても全然おかしくない素晴らしい技術!
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